輝度・色差信号フォーマットについて 家電製品アドバイザー合格講座

輝度・色差信号フォーマットについて 家電製品アドバイザー合格講座

家電製品アドバイザー試験では、「輝度・色差信号フォーマット」について問われる問題が出ます。2点を確実にゲットするか、10点問題でミスをしないために、理解しておきましょう。

人は、「輝度」に対する感度よりも「色」に関する感度の方が低いという特性を利用して、少ないデータで、映像を伝送するものです。

ちなみに、「輝度」とは、「明るさの度合い」のことです。

◎4:4:4
◎4:2:2
◎4:2:0

の3つがあります。

「4:4:4」は、そのままでデータ量で伝送しますが、「4:2:2」と「4:2:0」は、データ量を減らしています。

「4:2:2」の場合、輝度は、そのままで、「青色の色差信号」と「赤色の色差信号」の横の画素数を半分に減らしています。
「4:2:0」の場合、輝度は、そのままで、「青色の色差信号」と「赤色の色差信号」の縦と横の画素数を、それぞれ半分に減らしています。

地上デジタル放送やブルーレイディスクでは、データの伝送量を抑えるために、「4:2:0」のフォーマットを使用しています。

輝度・色差信号フォーマット(YUV):
明るさを表現する輝度信号(Y)と、色を表現する色差信号(U、V)からなる。色差信号のUは、青(B)から輝度信号(Y)を引いた信号。Vは、赤(R)から輝度信号(Y)を引いた信号。YUVには4:4:4、4:2:2、4:2:0の3つがあり、伝送量は4:4:4が最も大きく、4:2:0が最も小さい。人の視覚特性として輝度よりも色に対する感度が低いことを利用し、同じ映像の場合、4:2:0は、4:4:4に比べて、少ないデータで映像を伝送できるフォーマットである。

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