固定価格買取制度(FIT) 出力制御機能など スマートマスター

固定価格買取制度(FIT) 出力制御機能など スマートマスター


太陽光発電設備では、一定期間、決まった価格で電力を買い取る「固定価格買取制度(FIT)」の適用を受けます。

2009年から余剰電力買取制度が始まったため、2019年以降、順次10年間の買取期間が終了していきます。その後は、電力会社は決まった価格で買い取る義務がなくなるため、余剰電力を売電するためには、電力会社やアグリゲーターなどと契約を締結する必要が出てきます。

アグリゲーターとは、電力需要を束ねて効果的にエネルギーマネジメントサービスを提供する会社や団体のことです。マーケター、ブローカー、地方公共団体、非営利団体などがあります。

固定価格買取制度(FIT)の買取価格は、10kW未満の場合、2019年度は、出力制御対応機器設置義務なしの場合、24円、出力制御対応機器設置義務ありの場合は、26円です。10kW未満しか、この区分けはありませんので、注意してください。
※2020年度は、条件に関係なく21円となっております。

出力制御対応機器設置義務のありなしは、電力会社の区域によって決まります。東京電力、中部電力、関西電力の各館内は、出力制御対象区域外です。

出力制御機能とは、
パワーコンディショナ機能の1つ。電力のバランスを保つため、火力発電等の発電量を制御することで需要と供給のバランスをとり、それでも需要に対して電気の供給が多くなる場合、太陽光発電システム等の発電量を制御することが必要となります。2015年4月1日以降に接続申込が受領された発電設備は、出力抑制に対応可能な機器の設置が義務付けられました。