知的財産の保護(著作権法)について 家電アドバイザー合格講座
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著作権は、よく耳にする言葉ではないでしょうか。
CDなどの音楽や、パソコンソフトをコピーして販売してはいけないとか、ホームページ上にある画像を無断で使用してはいけないなどが身近な内容です。映画館で撮影してはいけません。テレビの映像を、Youtubeにアップロードするのも違法です。
とは言っても、無断でコピーする人はたくさんいます。ですので、企業側も、無断でコピーできないように、コピーガードを施したり、ネットで認証をしないと使えないようにしたり工夫しています。
自分自身や家族など限られた範囲内で利用するために、著作物を複製することは認められています。
<違法なのは>
・コピープロテクションがかかったものを、回避して複製すること
・個人的に利用する目的であっても、インターネットにアップロードされた音楽、映像などのコンテンツが違法であると知りながら、ダウンロードすること
・テレビ放送を録画したものをYouTubeにアップすること
・パソコン用ソフトの原本を他人にゆずったが、自分のパソコンに入っているバックアップを消去していない
<違法ではないのは>
・私的使用で、CDの音楽ソフトをパソコンや携帯端末にダウンロードして使用すること
・パソコン用ソフトを、バックアップのためにハードディスクにコピーすること
著作権法の基本を覚えておきましょう。
下記に重要な用語を、ピックアップしておきます。
著作権法:
著作物やレコード(CD)、放送などに対する著作者とそれに隣接する諸権利を保護することを定めた法律。著作物の対象は小説、音楽、絵画、地図、映画、写真、プログラムなど広範囲に及ぶ。
著作物私的利用のための複製:
自分自身や家族など限られた範囲内で利用するために、著作物を複製することができる。コピープロテクションがかかったものを回避しての複製、違法アップロードされたと知りながら音楽や映画などをダウンロードする行為は認められていない。
コピープロテクション:
ソフトウェアやデータなどをユーザー側にコピーされないようにした仕組み。
違法アップロード
他人の著作物やCDの音楽、テレビ放送、映画などを許可なくネット上に公開すること。