USB Power Delivery(USB PD) USB Type-C 家電アドバイザー
USB Power Delivery(USB PD) USB Type-C 家電アドバイザー
USBの登場により、パソコンデータの移動がしやすくなりました。外付けHDDやUSBメモリーなどの接続も、USBです。画期的ですね。
USBは、データ通信だけではなく、電源供給もすることができます。
そのため、スマートフォンの充電、ミニ扇風機の充電など、USBを使うケースが増えてきました。現状は、スマホが充電できるレベルなのですが、USB Power Delivery(USB PD)を使用すると、最大100Wまで可能となるため、テレビやパソコンまでもが、USBで電源供給ができるようになります。
USB Power Delivery(USB PD)には、USB Type-Cを使用します。
USB Type-Cは、裏表がなく非常に扱いやすい端子です。今後、一気にUSB Type-Cが普及していくことが考えられます。
電源ケーブルは、一方的に電源を供給するだけですが、USB Power Delivery(USB PD)を使用すると、データのやり取りも同時に行えるようになりますし、テレビからパソコン、パソコンからスマホなど、つなぎながら電源供給が可能となります。
電力の供給側、受給側といった固定を無くし、給電と受電を入れ替えることが可能な、ロール・スワップができるようになります。
今までのように、OAタップを使って、電源をたくさん用意する必要もなくなり、スッキリするようになります。時代が変わる日も近いですね。
<用語集>
USB Type-C:
最新規格のUSB3.1 Gen2に対応。速度は10Gbps。Type-Cコネクタは、裏表がないのでどちら側でも差せるようになった。USB Power Deliveryに対応しており、ケーブル1本でたくさんの電力を機器に供給することが可能になり、足元で渦巻く配線もすっきりするようになる。
USB Power Delivery(USB PD):
USBケーブルを利用して最大100Wまでの受給電を可能にするUSB電力拡張規格。
規格に対応するケーブル(USB Type-C)と機器が必要。60W(20V/3A)、100W(20V/5A)などの電力供給が可能。
ロール・スワップ:
電力の供給側、受給側といった固定を無くし、給電と受電を入れ替えることが可能。