ベンチマーキング(販売時のCS)家電製品アドバイザー CS法規
ベンチマーキング(販売時のCS)家電製品アドバイザー CS法規
「ベンチマーキング」という言葉があります。簡単にいうと「ベストに学ぶ」ということです。
これは、他社の優良事例(ベストプラクティス)を分析して、自社も取り入れる活動のことです。例えば、A家電量販店が、駅前に店舗を出したら、すごく売上と利益が上がったので、B家電量販店も駅前に進出するなどです。同業、競合他社の事例です。
販売の場面では、同業他社が販売にタブレットを使用したら、かなり売上が上がったので、自社も取り入れるということなどが当てはまるでしょう。
逆に、C家電量販店が○○市○○町に進出したけど、赤字続きで撤退したので、D家電量販店も赤字になる前に撤退するというのは、ベンチマーキングではありません。ビジネス的には、競合他社の事例を取り入れるマーケティング手法として成り立つのですが、ベンチマーキングは、優良事例(ベストプラクティス)を取り入れることを指しています。
では、次の紹介する事例はどうでしょう。
例えば、IT業界の○○会社で、派遣スタッフをすべて社員にしたら、非常に会社が伸びたので、Y家電量販店も派遣、契約スタッフをすべて社員にしたという方法です。参考にしたのは、同業種ではなく、他業種です。
ベンチマーキングは、同業に限るわけではなく、他業種でも当てはまります。
<用語集>
ベンチマーキング:
経営や業務・ビジネスプロセスの非効率な部分を改善するため、他分野における優良事例を探し出して分析し、それを指標に自社の活動を測定・評価して、変革を進めること。
ベストプラクティス:
ある結果を得るのに最も効率のよい技法、 手法、プロセス、活動などのこと。優良事例。
ベンチマーク:
ものごとの基準となるもの。コンピュータのハードウェアやソフトウェアの性能を比較するために行われるテストや、測量で、高低の基準となる水準点などでも使われている言葉。