【家電用語集2】問題&解説集 除湿機について 生活家電 家電製品アドバイザー

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◎除湿機について


除湿機について 生活家電 家電製品アドバイザー

除湿機について:
除湿機:
湿度を下げるための家電。

デシカント式:
製品内部のゼオライト(乾燥剤)に水分を吸着させることにより、除湿している。除湿ローターを通過するときに、水分を除湿ローターに吸着させ、ヒーターの熱により、乾燥した空気を吹き出し口から排出する。吸着した水分は、熱交換器で冷やされ、水滴となってタンクに貯水される。衣類乾燥に優れており、冬場でも使える。軽量、コンパクトで運転音が静かだが、ランニングコストが高く、ヒーターを使用するため、室温上昇が大きい(3~8℃)。1℃~40℃で使用可能。

コンプレッサー式:
製品内部で冷媒を循環させ、湿った空気を冷やして水滴に変えることにより除湿している。湿気を含んだ空気を蒸発器で冷やし、湿気を水滴に変え結露させて排除することで乾いた空気を放出。湿気の多い梅雨、夏場に効果を発揮し、デシカント式に比べ消費電力が少ないが、冬場の除湿は不向きで、運転音が大きく、本体イサイズも大きい。室温上昇はあまりない(1~2℃)。エアコンと同じで、25℃以上でパワーを発揮する。7℃~40℃で使用可能。

除湿可能範囲:
コンプレッサー式除湿器の場合、除湿可能な室温の範囲は約7℃~40℃、デシカント式除湿機では約1℃~40℃であり、それぞれの範囲を下回る温度では、どちらの方式も除湿運転から送風運転に切り替わる。低い温度下で使用することが多い場合は、デシカント式を選ぶとよい。

R134a(冷媒):
コンプレッサー式除湿機には、R134aなどのフロン類が封入されている。機器の廃棄にあたっては、フロン類の適切な処理が必要なので、居住地の自治体が指定する方法に従って廃棄する必要がある。

除湿能力:
コンプレッサー式は、「室温27℃、相対湿度60%」、デシカント(ゼオライト)式は、「室温20℃、相対湿度60%」を維持する部屋での1日の除湿量(L)で表示される。家庭用としては、2L/日~18L/日くらいまでの除湿能力を持つものがある。

相対湿度:
その温度における飽和水蒸気量に対する、そのときの空気中の水蒸気量の比率。パーセントで表す。

絶対湿度:
体積1立方メートルの空気中に含まれる水蒸気の量。グラムで表す。

湿度:
大気中に、水蒸気で含まれる水の量を、比率で表した数値。空気のしめり具合を表す。

飽和水蒸気量:
1立方メートルの空気中に存在できる水蒸気の最大の量。温度が上がると大きくなる。

衣類乾燥モード:
従来の「除湿機」に室内に干した衣類を効率よく乾かすことができる機能を搭載したもの。効果的に使うには、洗濯物は風がよく当たるように間隔をあけて干す。洗濯物全体に風が当たるようにする。部屋を閉め切って運転する。室温が低いときは暖房機を併用して室温を上げる。などをすると良い。

赤外線センサー:
赤外線の光を受光し電気信号に変換して、必要な情報を取り出し、その技術を利用した機器。対象物の温度を遠くから非接触で瞬時に測定できる。
 

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