24時間換気・換気方法について 家電アドバイザー・スマートマスター
24時間換気・換気方法について 家電製品アドバイザー試験
建築基準法にて、新築や改築の住宅に24時間換気が可能な換気設備の設置が義務づけられています。
住宅などの居室の換気回数が、1時間あたり0.5回以上の換気設備が必要です。居室の空気の半分が入れ替わる想定です。住宅居室以外は、0.3回以上です。
一般的には新鮮な空気を居室に供給し、汚れた空気をトイレや洗面所を経て屋外に排出する全体換気が普及しています。
ここで用語説明。
換気には、「全体換気」と「局所換気」があります。
全体換気:
一戸の住戸全体の空気の入れ替えを行なおうとするもの。個別換気方式、トータル換気方式、セントラル換気方式など。
局所換気:
浴室、洗面所、トイレなど、湿気、煙、臭気などが発生する場所を、局所的に換気する方法。
その中で、「自然換気」と「機械換気」の方法があります。
自然換気:
外風による圧力や、室内 ・ 室外の温度差による浮力を利用した換気で、自然換気は、機械換気に比べて効果は小さいです。
機械換気:
換気扇、送風機などの機械により強制的に換気するもので、自然換気に比べ、安定した換気量を得ることができます。
下記の3つの換気システムを理解しておきましょう。第1種換気と第3種換気の違いが試験によく出ています。
第1種換気(強制給排気):
室外の空気を室内に取り込むのと、室内の空気を室外へ捨てるのを同時に機械で行う換気方式。高コストだが、確実な吸排気が可能。
第2種換気(強制給気):
室外の空気を、換気機器を使って取り込み、その差圧で室内に設置された自然換気口から空気を室外へ捨てる方式。
第3種換気(強制排気):
室内の空気を、換気機器を使って吹き出し、その差圧で室内に設置された自然換気口から室外の空気を取り入れる方式。