空気清浄機について 家電製品アドバイザー・スマートマスター

空気清浄機について 家電製品アドバイザー試験


どこのご自宅にも、1台はある空気清浄機ですが、大きく分けて2つの方式があります。

機械式と電気式です。

機械式(空気清浄機)とは、
ファンで空気を吸い込み、その空気を集じんフィルター、脱臭フィルターに通すことで、花粉やホコリ、臭いを取り除く方式。ほとんどの空気清浄機が機械式を採用しており、集じん能力が高いためリビングや広い部屋などに向いています。ファン式ともいいます。

電気式(空気清浄機)とは、
+(プラス)がー(マイナス)の電気に引き寄せられることを利用し、高圧放電によりチリやホコリを帯電させて集じんする仕組みです。家庭用の空気清浄機で電気集じん方式は、ほとんど普及していません。
強制的に気流の流れを作るため、ファンが内蔵されているものもあります。ファンがない製品は、集じん力は弱くなりますが、音は静かです。

この2つ(機械式と電気式)を理解しておいてください。

次世代と言って良いのか、「ジアイーノ」という次亜塩素酸 空間除菌脱臭機が出てきました。

新しい空気清浄機では、「自動おそうじユニット」を搭載した自動掃除機能を持った製品が出てきました。

自動掃除機能(空気清浄機)とは、
自動でフィルターを掃除してくれる機能。「自動おそうじユニット」が上下に動きながらブラシでプレフィルター(一番外側にあるフィルター)のホコリを取ってくれるものや、プレフィルターを動かして掃除するものがあります。除去されたホコリは、ダストボックスに集められます。ゴミ捨ては、年に1回程度で良いです。

ここでのポイントは、どのフィルターを掃除するかなのです。この自動掃除機能は、集じんフィルターではなく、プレフィルターであることに注意が必要です。掃除機でホコリを取る手間が省ける程度の便利さですので、何とも言えない感じはします。どうせなら、集じんフィルターを掃除して欲しいものです。

<その他の用語>

HEPAフィルター:
集じんフィルターの1つ。空気中のチリやゴミを取り除く高性能フィルター。日本工業規格(JIS)では、「定格風量で0.3μm(マイクロメートル)の粒子の除去率が99.97%(パーセント)以上」のものと規定される。風量も大事な要素となるため、現在の空気清浄機の主流フィルターである。

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