テレビの種類(有機ELなど)と原理(バックライトなど)について 家電アドバイザー・スマートマスター
テレビの種類(有機ELなど)と原理(バックライトなど)について 家電製品アドバイザー合格講座
現時点のテレビのメインは、液晶テレビです。
有機ELテレビは、55型以上しかなく、まだ、価格も高いため、普及していくのはこれからになりそうです。構造上、音が良い製品が多く、映像もキレイなため、テレビにこだわる人には、たまらない商品です。スマートフォンでは、画面に有機ELを使ったものが増えてきましたし。
現時点で、大型の有機ELパネルの量産化に成功しているのは、韓国のLGのみです。日本ではありません。日本のテレビメーカーは韓国のLGのパネルを使っています。
そんな映像と音にこだわる私は、ついに、有機ELテレビを購入しました。男性で、今どき変わっていますが、ドラマを見るのが趣味のため、テレビにはこだわりがあります。6チューナーの全番組録画のBD/HDDレコーダーに加え、4TBの外付けHDDも購入しました。チューナーが3つある有機ELテレビのため、ダブル録画が可能です。
合計6TB(6000GB)で、8チューナー分を録画できます。
「どれだけ、録画するんだ!」という感じですよね。これでも足りないのです。
私の話はここまでにして、家電アドバイザー試験で問われているのは、「有機ELテレビの構造」と、「液晶テレビのバックライト方式」です。いまだに、「プラズマテレビ」の内容が出てきます。気をつけて下さい。
◎有機ELテレビ:
バックライト不要の自然発光ディスプレイ。電気を流すと自ら発光する物質をパネル基板に使い、その光の組み合わせで映像を表示している。瞬時に発光するので、動画に強い。高画質で、本体は薄い。
◎液晶テレビ:
バックライトを液晶パネルに当てることで、映像が映る仕組み。動画には強くない。
直下型バックライトとエッジ型バックライトがあります。直下型LEDバックライトは、真後ろにLEDが配置されているため、エリアごとで輝度のコントロールができます。エッジ型LEDバックライトは、上下か左右に配置されたLEDを、拡散シートで全体に拡散させており、薄型が可能です。昔の蛍光管から、主にLEDバックライトへ変わりました。バックライトの光源には、レーザーなどもあります。
◎プラズマテレビ:
2枚のガラス基板と壁で密閉された希ガスを封入した空間で、上下に取り付けられた電極(プラスとマイナス)の間でプラズマ放電を起こして紫外線を放出し、蛍光体を刺激して光を発する。バックライト不要。日本でのテレビ生産は終了している。
有機EL、プラズマテレビは、バックライトは必要なく、動画にも強いのが同じです。そのため、間違えやすいです。「ガス」とか、「蛍光体」などが出てきたら、プラズマテレビのことを説明しています。