SDカード(SDHC、SDXC)とファイル形式について フォトマスター検定
SDカード(SDHC、SDXC)とファイル形式について フォトマスター検定
ほとんどのデジタルカメラ、一眼レフカメラで使用されているメモリーカードは、SDカード(SDHC、SDXC)です。
ここでの細かい説明は省きますが、キャノンの高級一眼レフカメラではCFカード、ニコンの高級一眼レフカメラではXQDカードが使用されている場合もあります。
使用するメモリーカードは、8GBとか、16GBとか、64GBなど、容量で選んでいることが多いと思います。(SDカードの処理スピードも規格化されています)
実は、容量の大きさによってSDカードと呼ばれるものは、すべて別ものなんです。現状、発売されているのは下記の3つです。
SDカード:
最大2GBまでのカードです。ファイル形式FAT16を使用。
SDHCカード:
4GBから32GBまでのカードです。ファイル形式FAT32を使用。
SDXCカード:
64GBから2TBまでのカードです。ファイル形式exFATを使用。
先ほどの例では、8GB(SDHCカード)、16GB(SDHCカード)、64GB(SDXCカード)となります。
今どきめずらしいかもしれませんが、少し古いSDHCカードまでしか使えないデジタルカメラは、SDXCカードは使用できません。逆に、SDXCカードが使用できれば、SDHCカード、SDカードも使用できます。
CF(コンパクトフラッシュ)カード:
SDカードと比べると少し大きいメモリーカード。スピードも速く、耐久性の高さもあり、一部の高級デジタル一眼レフカメラなどで使われている。パラレル転送。(キャノン製の高級デジタル一眼レフカメラ)
XQDメモリーカード:
次世代のメモリーカード。カードのサイズ、形状、規格は独自のもので、コンパクトフラッシュなど、他のメモリーカードと互換性はない。4K映像が撮影可能なハンディカムや、高級デジタル一眼レフカメラでは、XQDスロットを備えた機種が登場し、XQD専用となっている機種も存在する。ニコン、ソニー、サンディスクが開発。スピードは、SDカードに比べ、圧倒的に速い。