過去問&解説集 ジャー炊飯器2022年版 生活家電 家電製品アドバイザー

過去問&解説集 ジャー炊飯器2022年版


◎過去問&解説集 ジャー炊飯器について


過去問&解説集 ジャー炊飯器2022年版です。過去問の振り返りに、ピッタリの内容です。私なりの解説も加えています。

経済産業省の省エネカタログによると、ご飯の保温は4時間までが目安であり、4時間以上なら、保温のためのエネルギーより、電子レンジで温め直すエネルギーの方が少なくなる。7~8時間以上保温するなら、2回に分けた方が省エネになる。

圧力式IHジャー炊飯器は圧力をかけて炊飯するため、PSCマークとSGマークが本体に表示されているが、圧力式以外のジャー炊飯器に表示されているPSEマークとSマークは、圧力式には表示されていない。これは、PSCマークとSGマークがそれぞれPSEマークとSマークより厳しい安全基準であることによる。

炊飯には、水道水や浄水器を使った水が適している。硬度の高いミネラルウォーターは、米粒に水が浸透しにくく、炊き上がりのご飯がばさついたり硬くなったりする原因になり、pH9以上のアルカリイオン水は、べちゃつきや黄変の原因になるので使用しないほうがいい。

おいしく炊き上がったご飯も、放置しておくと冷めてまずくなる。これは一度アルファ化したでんぷんが、再びベータでんぷんに戻る老化(ベータ化)といわれる現象が起きるためである。冷凍したご飯がおいしいのは、アルファ化したまま凍結するからである。

IHジャー炊飯器は、加熱コイルに高周波電流を流して磁力線を発生させることで加熱コイルが発熱し、その熱が内釜へ伝わって水と米が加熱される仕組みである。基本的に内釜は、外側に熱伝導率の高い素材、内側に誘導加熱の発熱層となる素材を接合した多層構造となっている。

<※出典・一部抜粋>
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