過去問&解説集 知的財産の保護2022年版 CS法規 家電製品アドバイザー

過去問&解説集 知的財産の保護2022年版 CS法規 家電製品アドバイザー


◎過去問&解説集 知的財産の保護2022年版


過去問&解説集 知的財産の保護2022年版です。過去問の振り返りに、ピッタリの内容です。私なりの解説も加えています。

①著作権法における著作権侵害の一例として、違法なインターネット配信から販売または有料配信されている音楽や映像を、自らその事実を知りながら、著作権者に無断でダウンロードするというものがある。このような行為は、私的使用の場合を除き、刑罰の対象となる。

②2019年7月施工の改正不正競争防止法では、価値のあるデータのうち一定の要件を満たしたデータを「限定提供データ」とし、そのデータに対して悪質性の高いデータの不正取得・使用などを「不正競争行為」と位置づけることにより、差止請求権などの民事措置を創設した。

③商標法における商標の類似とは、「外見類似」「称呼(発音)類似」「観念(意味)類似」のいずれかに該当する場合である。商標が類似していると、たとえ使用する商品、サービスが異なる場合においても商標権侵害になる。

④漫画などの海賊版対策として、インターネット上に無断で公開された著作物と知りながら、その著作物をダウンロードする行為について、全著作物を対象に違法とする著作権法の改正が2021年1月に施工された。従来は音楽や映像などに限られていたが、この改正で漫画や雑誌、論文なども違法ダウンロードの対象となった。

⑤営業秘密として管理されている情報を勝手に持ち出して自ら使用したり、第三者に提供したりすると、不正競争防止法により罰則が科せられる。ただし、これは情報が電子データの状態にあるものに限られ、紙(印刷物)の場合はその対象外である。

⑥営業秘密として管理されている電子データを勝手に持ち出して自ら使用したり、第三者に提供したりすると、不正競争防止法により罰則が科せられる。なお、紙(印刷物)の状態である場合は同法ではなく、刑法の窃盗罪が適用される。

⑦商標法は、商標を独占権として保護することにより、商品・サービスの混同が発生するのを防止して、自由競争の秩序を維持し、商標使用者の業務上の信用の維持を図ろうとするものである。これによって需要者の利益を保護するという役割を担っている。

⑧インターネット上に無断で公開された著作物と知りながら、その著作物をダウンロードする行為について、全著作物を対象に違法とする著作権法の改正が2021年1月に施工された。従来は漫画などの静止画像と音楽に限られていたが、この改正で映画などの動画も違法ダウンロードの対象となった。

⑨週末セール用のチラシに人気アニメキャラクターの絵を掲載してみた。その絵はアニメキャラクターを模擬したものの、意図的に一部改変したことで、著作権侵害には当たらず、使用許諾は不要となる。

<※出典>
家電製品アドバイザー資格 問題&解説集 2022年版
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